ベトナムでの2日目の最初の訪問先はクチトンネルでした。ホーチミン市からバスで西へ約1.5時間のところにベトナム戦争での激戦地クチがあり、クチにひそんでいたベトコンたちのトンネルを訪問しました。ベトナムの長い歴史の中で長期にわたって漢民族に支配され、その後にフランスの植民地として支配されその後にアメリカの侵略を受けてきたベトナムの人たちにとっては多くの血を流してようやく民族の自由を勝ち取ることになるベトナム戦争とそのベトコンの拠点の1つであるクチは大きな意義をもつものらしいです。本校の生徒たちはそこを訪れていろんなことを感じたようです。(大竹)
もうすっかり慣れてしまったベトナムのバイクの大渋滞。道路は自動車の列の中に大洪水のような数のバイクがなだれ込んできます。ベトナム国民の足はバイクだとのこと。基本的には交通ルールはアバウトで、空いているスペースにはどんどんバイクがなだれ込んできます。生徒たちの乗ったバスはその中を進みました。
いつものおなじみの画像ですが、現地で本当にやってみると新鮮です。何もない落ち葉の中から急に人が現れます。
ベトナム戦争当時の人々の知恵に脱帽です。
アメリカ兵に対する罠の数々を見学しました。大量の武器弾薬をもってベトナムの民間人の殺戮を行ったアメリカに対していかに知恵を用いて戦ったかという説明を受けているところです。
根拠地となった実際の洞穴です。
入ってみると・・・
下の横穴は体の細いやせたベトナム人が通れるほどの横穴。重装備のアメリカ兵は入ってはこれません。
第2日目最初の集合写真です。参加生徒23名全員元気です。
ベトナム戦争当時にベトコンたちの食料であったタロイモを食べてみました。
生徒の反応「先生、これぶちうまいじゃん。何かサツマイモとじゃがいもの中間って感じ。」
これが、テレビ番組や映画によく出てくるタロイモ。
チトンネルでの学びは本当に深かったです。
広島の平和教育とはまた異なった平和教育であったと思います。国際的な視野を持った人間を育てるためには意義のある訪問だったと引率者は感じています。ちなみにジャングルの中での活動でしたが、防虫スプレーをかけていたからかどうかわかりませんが、蚊の存在には気づきませんでした。ここが一大観光地であるからかもしれません。