○準決勝 工大高校 1-4 広島新庄高校
5勝して勝ち上がった準決勝。相手は昨年惜敗した広島新庄高校。しまなみ球場にて10時プレー
ボール。いざ決戦!
工大高校は1点リードされた3回、安打で出塁の高橋を植中が左中間を破る2塁打を放ちすぐさま
同点としました。5回まで1-1と白熱した試合を展開しました。
しかし、6回に1点入れられると、8回にもスクイズなどで2点を追加されました。打ち勝ってきた
打線も、広島新庄高校の好投手、堀君のまえに好機を作ることも難しく、1-4で敗れました。
この夏は34年ぶりのベスト4、という結果で終わりました。
バス3台で陸上部、柔道部、一般の生徒が応援に駆けつけれくれました。ありがとう!
3回、植中の左中間2塁打により、高橋が生還。同点とする。
長い夏が終わりました。次は甲子園出場できるよう頑張ります。
試合後、主将の中村優太から選手を代表して、保護者へお礼の挨拶。
○夏を終えて・・・
9回裏2死、ライトに上がった打球がグラブに収まった瞬間、工大高校の夏が終わりました。何か
こう2年4か月張りつめた魂が、スーッと身体から抜けていくような感覚を覚えました。
まずは選手のみなさん、お疲れ様でした。辛いことが多かったけど、最後はうれし涙で終わること
ができたのではないのかな。
そしてベンチに入れなかった選手、サポートのみんなもよく頑張った。決して陽のあたるポジショ
ンではなかったけれど、実によく支え盛り上げてくれた。原田の涙は多くの保護者の涙を誘った。
そして保護者の方々、吹奏楽部のみなさん、OB、スタンドに来てくれた生徒、先生方、関係者の
みなさんの応援にも感謝いたします。ありがとうございました。
高校野球は甲子園で優勝しない限り、負けて終わります。夏の大会は甲子園を目指す道でもあり、
負けて「これであなたの高校野球は終わったんですよ」と非情な宣告を受ける道でもあります。確率
的には東大を合格するより難しいことにチャレンジしてきたのです。甲子園への道に浪人はないので
すから。
これまでの努力、失敗、挫折、仲間、思いやり、怪我・・・。多くのキーワードに多くの経験が詰
まっているはず。これらの財産を活かして人生を豊かに歩んでいってほしいと思います。
工大高校の夏、ここに終焉。
(石田)