【1年生】健康教育講演会

 10月23日(木)に1年生は、河野産婦人科クリニック院長 河野美代子先生をお招きして、『性と生を考える』をテーマに健康教育講演会を行いました。

 講演では、医療現場での経験をもとに、命の誕生の過程や、性に関する正しい知識、望まない妊娠や性感染症の問題など、現実に即したお話を伺いました。
 また、「性は特別なものではなく、人として生きる上で誰もが向き合う大切なテーマ」であることや、「自分と相手を尊重することの大切さ」についても丁寧にお話しいただきました。
 生徒一人ひとりが“命”や“人との関わり”を考える貴重な時間となりました。

【感想をご紹介します】

●まず、性という言葉は恥ずかしいことではなく大切なことであることや個人のプライバシー(それぞれ家族が持っている部屋には勝手に入らない等)はとても大切だと改めて感じました。そして、女性・男性お互いに知識を持って理解を広めていくことで無駄な悲しみの負の感情が減ると考えました。性の悩みは誰にでもあることで、しっかりとした正しい知識を付ければ解決できたり、正しい対処が出来たりすることがわかりました。自分は相手にしっかりと責任を持たなければいけないということもすごく大切に感じました。

●今回性教育について話を聞いて、改めて自分の体を大切にすることや、相手の気持ちを思いやることの大切さを感じました。今までは性の話になった時少し恥ずかしいイメージがあって深く考えたことがなかったけど、話を聞いて「知らないままにしておくことの方が危ないんだな」と思いました。正しい知識を持つことで自分を守ることにもつながるし、相手を傷つけないためにも大切だと思いました。性教育はただの勉強じゃなくて自分の生き方や「人とのかかわり方にも関係している内容なんだと感じました。

●一番強く感じたことは自分の体を大切にし、責任を持つことでした。コンドームを付けるなど完璧に対策しても13.5%は妊娠してしまうことにびっくりしました。妊娠の可能性を考えると本当に自分が好きだと心から思える人、自分のことを大切にしてくれている人、信頼ができる人などちゃんと考えようと思いました。興味本位だけでは絶対にしないようにしたいです。断る勇気や周りに相談する勇気をもって一生に一度しかない、両親が産んでくれた体を大切にしたいです。

 

 性や命のことは、誰もが関わる大切なテーマでありながら、家庭や学校でもなかなか言葉にしづらい話題です。
しかし、正しい知識を知り、自分や相手の心と体を大切にすることは、すべての命を尊重することにつながります。私たち大人は、生徒たちが安心して学び、語り合える環境をつくりながら、「性を学ぶこと=よりよく生きること」だと伝えていきたいと思います。                            

(保健室)