【3年生】健康教育講演会

6月4日(火)にアイワ薬局の中野真豪先生をお招きして『薬物乱用防止教室』を実施しました。

薬物乱用問題は、多様化複雑化しており、一度手を出すと一生怖さに悩まされ、取り返しがつかなくなる「依存」の恐ろしさについて教えていただきました。

また、薬の過剰摂取(オーバードーズ)についての話をお聞きし、使用の背景には「生きづらさ」があることを知り、自分や他者の健康・安全・命の大切さについて考える貴重な時間となりました。 今回の講演で、学んだ知識・感じたこと・考えたこと生かして、これからの人生に適切な選択ができることを願っています。

【生徒の感想をご紹介します】

●今回の健康講演会で学んだことは2つあります。

一つ目は、薬物乱用やその依存の始まりは飲酒や喫煙、市販薬の服用など身近なところにあるということです。これまで薬物乱用と聞くと危険薬物のような、自分には関係ないもののように感じていました。しかし、合法的に手に入れられるような薬やエナジードリンクなども依存の対象になり得ると言うことがわかり、依存や乱用の恐ろしさをより身近に感じました。

二つ目は、薬物乱用を防ぐためには周囲の人たちとのコミュニケーションが大切だということです。特に、家族や親しい友人などに悩みや気持ちを話せる環境があることで、それが心の健康につながり薬物の乱用や依存を防ぐことができるとわかりました。私も誰かを頼れたり、誰かに安心して頼ってもらえたりするような環境を大切にしていきたいなと感じました。

●今回の健康教育講演会を通じて1番学んだのはオーバードーズについてです。それで私は「心の叫び」にもっと敏感であるべきだと強く感じました。薬の過剰摂取は、単なる身体的な行動ではなく、深い孤独や苦しみの現れであることが多いです。誰にも頼れず、言葉にできない痛みを抱えている人が、最後の手段として選ぶケースが少なくないと知り、衝撃を受けました。また、SNSなどで気軽に広がる情報が時に危険を助長することもある現実に気付きました。正しい知識を持ち、寄り添う姿勢を持つことの大切さを実感し、私自身も身近な人の変化に気づけるような存在でありたいと思いました。

(保健室)