【2学年】特進夏期学習会「被爆体験講話」編

夏休み中、2年生特進の生徒たちは、広島工業大学を会場に「夏期学習会」を行っています。

朝8:30集合、17:00解散まで、黙々と自学自習を続けます。

初日の午前中は「平和学習」も行いました。

広島平和記念資料館から、岸田弘子さんを講師にお招きし、「被爆体験講話」をしていただきました。

広島市内出身の生徒のほとんどが、小中学校で平和学習を行っています。ほぼ全員が平和記念資料館にも行ったことがあるようです。

今回、高校では初めての平和学習となります。まずは、事前学習から始まりました。

これまでの平和学習で学んだ原爆投下という悲劇に関する知識をもとに、英文で書かれた資料を読んでいきます。

hypocenter, blast, black rain, radiation, leukemia … など、原爆や戦争に関わる見慣れない英単語に出会うと、辞書を使って調べ、ペアで協力しながら読み進めていきました。

そして、事前学習を終えると、いよいよ岸田弘子さんの「被爆体験講話」です。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_7292-1-1024x683.jpg

当時5歳でありながら、事細かに記憶をたどり、リアリスティックに語られるお話に、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けています。

また、情景を鮮明に描いてある絵画によって、当時の惨状を想像することができたようです。

終了後には、代表生徒がお礼の挨拶をしました。


さらに、個別に岸田さんに質問をする生徒もいました。

原子力の使用、平和の希求など、深いテーマが話題となっていました。

「若者がこれから何を行動するべきか」という質問に対しては、「今の若い人の中には、伝承者として、エネルギッシュに積極的に外国に発信してくれる人がいてすばらしいと思う。どんどん自分から行動してほしい」と答えられていました。


今年も8月6日が近づいてきました。

広島平和記念公園では、式典の準備が進められています。

(藤井)