【1年生】健康教育講演会

2月8日(木)に1年生は健康教育講演会を行いました。

テーマは『性と生を考える』

河野産婦人科クリニック院長 河野美代子先生からお話をお伺いしました。

医療現場で得た数々の体験を基に、命の尊さや生きることの素晴らしさ、性に関する正しい知識を身に着けることの大切さを熱く語ってくださいました。一人で悩む必要はないという力強いメッセージを生徒たちは受け取ってくれたと思います。

【2年生の感想をご紹介します】(※生徒の言葉をそのまま掲載させていただきました。)

●あまりに直接的な性についての話を聞いた時は驚いたのですが、「みんなが避けている大事なことに真剣に向き合ってすごく勇ましい方だな」と思いました。産まれた赤ちゃんをみて笑顔になる母親のシーンを見たとき「自分の母もあんな様子で自分を産んでくれて、生まれたことを喜んでくれたのかな」と思うと、命は粗末な扱いをしては絶対にいけないと強く思います。無知だらけな自分ですが、この講演会で教えられたことを必ず守っていきます。「思う」の多いこの感想文ですが、それが「行う」に変えれるように努力します。

●私たちは「命」や「性」について、もっと責任をもつべきであると思いました。「性」というのはすごく繊細なものではあるけれど、正しい知識を身につけ、自分や相手を尊重することで、自分らしく楽しく生きるための鍵になることに気づきました。結婚してもしなくても、子どもがいてもいなくても、人間は幸せになれる。幸せの形は、生きている命の数だけあるのだと講演を通して気づくことができました。一番印象に残ったことは、河野先生がお話をされる中で「いのち」という言葉を強調されていたいたことです。命が誕生する現場の最前線にいる先生の言葉には、とても重みを感じました。生きているという事はかけがえのなく尊いものであるということを胸にとどめて、明日からも頑張って生きていこうと思います。

●僕たちの人生は少しの甘い考えや行動で全てが台無しになります。自分の将来や相手の将来を守るためには、正しい知識や責任を持った行動がとても大切になると分かりました。自分が思っているより、自分の事を分かっていません。だから相手の事を分かるはずがありません。僕たち男は、考え方が甘かったりします。女性の気持ちを尊重し、大切に付き合っていくことが大事だと教わりました。

●生まれる過程で大切なことは「双方の合意」ということ。子どもを産むのは女性なので、女性の意見を男性は無視してはいけないことはもちろん、女性自身も自分の気持ちに嘘をついてはいけないことも大切だと知った。また、私が心に残っているのは妊娠した場合に「必ず産まなければいけないわけではない」ということ。今まで人工妊娠中絶と聞くとよくないイメージが強かった。あまり望ましいことではないけれど、育てられないままに産むよりかはいいということを知り、イメージが変わった。また、幼い頃に妊娠したと言う事実がその人の将来を決める訳ではないから、社会での理解がもっと広がるといいなと思った。

人生の中で最も多感な思春期の生徒たちにとって、今回の講演は大変貴重な体験になったと思います

私たち教職員も、生徒の身近な「大人」として、正しい知識を伝えていくために学びを重ねていきたいと思います。

(保健室)