先日、島根県出雲市浜山体育館(カミアリーナ)、特設弓道場にて、第66回中国高等学校弓道選手権大会が開催されました。
本校は、男子個人・団体の出場でした。
前日の公開練習会にて、特設射場の感覚をつかみ、土曜日からの試合に臨みました。
中国大会やインターハイクラスになると、体育館内に特設で射場がつくられます。的までの距離、立ち位置等普段の道場と同じ条件で広くなっただけですが、特設の雰囲気や光の当たり具合、間口の広さ、矢所が見えにくい、距離感がつかめないなど様々に道場と異なる雰囲気に圧倒され、苦戦していました。
本番当日、男子個人からとなります。3年𠮷廣竣くん 予選8射合計ですが、
1立目2中…そして2立目皆中(4射4中!)合計8射6中となり、8位を決める準決定競射に臨みましたが、16人から1人を決める競射。なかなか難しく、賞状とはなりませんでした。ですが、1立目からの修正力、2立目の安定感とても立派で3年生の貫禄ある、カッコいい姿を見ることができました!
とても、緊張したと思います。ですが、とても安定した射形でした。この1年間、いろいろありましたが、部長として部員をまとめ、引っ張ってくれました。何度も緊張した場面を経験したからこその6中ではないかと思います。もう1中というところですが、集大成の射であったと思います。
男子団体は、広島県勢の最初でした。広島県勢(男子)は崇徳・西条農業・県工・沼田・大門高校と本校の6校でした。男女ともに広島県勢として学校は違えど同県という事で、声出しでしっかり応援していただきました。結果は4中。会場や後射場の緊張感にのまれ、修正できないまま終了しました。中国大会以上の上位大会では、緊張する中でも基本に忠実な射形ができるかどうかが試されます。選手たちの表情も暗く、反省点が多い結果となりました。
ですが、終了してから何を言っても変わりません。次にどのようにつなげることができるのかが重要です。課題を課題のままにせず、練習や次回の大会に活かさなければなりません。中国大会に常連で行くことができるように、日々の練習から見直していかないといけないと思いました。
補欠で選手として射場にたてなかった3年生もいます。ですが、全力で応援し、チームのために選手のために自分ができることは何かを見つけしっかり動いてくれました。そうした3年生の思いも2年生は受け止めることができたのではないかと思います。次は新チームの2年生が引っ張っていく番です!どのようなチームをつくるのか、何を目指すのかしっかり考え、新体制で今後スタートを切れればと思います。
さいごに
選手の保護者様、また弓道部保護者・関係者様、OB・OGの皆さん、中国大会を応援していただきましてありがとうございます。残念な結果とはなりましたが、これで終わりたくないという思いがあります。秋の中国新人・来年の春の中国大会、県総体と上位大会につなげていけるように部員一同全力で練習に励み、精進していきたいと思います。常連校となれるように練習に励んでまいりますので、引き続き応援していただけければ幸いです。(北野)