2022.05.28 Sat
ぎふワールド・ローズガーデンで開催された「第二回高校生花いけバトル全国選抜大会」。
前日も当日も余裕がなく、写真が撮れませんでしたが、ありがたいことに運営側から素敵なお写真と記録映像をいただいたので、当日の様子を紹介いたします。
この全国選抜大会に日本文化部から「環莉」と「Iris」の混合チームである「舞(ダリア)」が出場させていただきました。
記録映像をご覧になれば、どんなチームかわかっていただけると思います。
選抜大会に出場した高校は15校。
決勝トーナメントに進むには、予選ラウンドで6位以内に入るか、7位〜9位が対戦する敗者復活戦で勝つしかありません。
予選ラウンドは
✽2人がリレー形式で1作品仕上げる共同作品
✽1人で1作品仕上げる個人作品
の合計得点で順位が決まります。
制限時間は5分間。花材と所作台の距離は往復50m。
対戦する他の2チームに狙っているお花を取られないよう、どの学校も全力疾走です。
予選ラウンドは共同作品から始まりました。
出場したのはIrisの2名。2年生の副部長コンビです。
前日の夜の作戦会議でIrisから出た言葉は「先輩のリベンジがしたい」
昨年度卒業した3代目部長・副部長の2名が2年前の中国地区大会で挑んだ竹を6等分に割るパフォーマンスのことです。
中国地区大会で用意された竹は孟宗竹。かなり硬くて思うように扱えず、悔し涙を流した大会です。
当時、中学3年生だったIrisは高校入学後にYouTubeで2年前の大会のことを知りました。
憧れていた先輩が悔し涙を流す姿を思い出し、今回の全国大会でリベンジを果たしたいと考えたようです。
結果は共同作品で1位!Irisの自己ベストを大幅に更新する高得点でした。
大好きな先輩のためにも失敗は許されない。2人はプレッシャーと闘っていたはずです。
2年前一緒に全国を目指した2人の悔し涙、後輩の先輩を思う気持ち etc…
たくさんの想いが詰まったIrisの5分間のリベンジに思わず涙が出てしまいました。
バトンはIrisから環莉へ。個人作品は環莉の先鋒が出場しました。
強豪校揃いの全国大会。個人作品でも上位を取ることができなければ、逆転されて決勝トーナメント進出を逃します。
想像以上に緊張していたはずです。
環莉先鋒は3年生。最初で最後の全国選抜大会でした。
5分間の最後の1秒まで全力でお花と向き合おうとしているのが所作を見てわかりました。
結果は個人作品4位✽
共同作品との合計得点の結果、予選ラウンド2位で決勝トーナメント進出が決まりました。
残念ながら決勝トーナメント初戦で昨年度優勝した高校に負けてしまいましたが、全国大会常連校が数多くいるこの大会でここまでの結果が出せたことは立派だと思います。
3名の実力はもちろんありますが、彼女たちが大きな舞台で自分の力を出し切ることができたのは、環莉次鋒の支えがあったからだと確信しています。
校内選抜で4名から出場する3名を発表した時から、一人ひとりの練習に付き合い、本番直前まで前向きな言葉で3名を引っ張ってくれました。
いろいろな思いがあったはずですが、3名のことを第一に考えてサポートしてくれた彼には感謝の気持ちでいっぱいです。
4人で1つのチームとして挑んだ全国選抜大会。
今回も多くの方から応援メッセージを頂戴しました。
本当にありがとうございました。
今年度の「第六回全国高校生花いけバトル 広島大会」は7月31日に開催されます。
今回の経験を活かし、5分間全力でお花と向き合います。
引き続き応援よろしくお願いいたします。
↑今回の全国選抜大会はこちらからご覧ください。
共同作品(Iris)
予選 第5ラウンド 赤コーナー
個人作品(環莉先鋒)
予選 第6ラウンド 赤コーナー
日本文化部公式Instagram
https://www.instagram.com/__nichibuuun/?hl=ja
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✽朝倉✽