今年から本校に赴任してきた花野先生が、校内の樹木の中に黄色いミカンがなっているのを発見しました。あまり見覚えのないミカンなので、本校の花や樹木の世話をしている山下先生に話を聞いてみたところ、どうやらそれはグレープフルーツだということなのです。
皆さんあまり知らないと思うのですが、グレープフルーツの実がなるには20年から30年かかるとも言われています。そのような木がなぜ本校の校舎内にあるのでしょうか…。
山下先生の話では、30年ほど前職員室の前にある花壇に、ミカンのような苗が生えていたそうです。おそらく、当時の先生がグレープフルーツの種を花壇にプッと吐いたものが、芽を出したのではないかということです。その苗を、今の場所に植え替えたら、10年ぐらい前から小さな実がなりだし、昨年から大きな実ができるようになったそうです。身を収穫してみたのですが、ちょっと食べるには硬くて酸っぱそうですが、グレープフルーツのいい香りがしました。本校にお越しの際は、ぜひグレープフルーツの木を探してみてください。
山下先生は御年77歳。本校の数学科の先生で教頭先生でした。65歳で定年退職した後は13年間本校の花や樹木の世話をしてくださっています。校内だけでなく、八幡川の土手にある花も山下先生がすべて世話をしています。5月にはバラが満開になる予定ですが、今咲いている花をお届けします。
(柳川)