国際交流プログラムはどうなる?

 コロナウイルス感染症の拡大に伴って、高校生活に彩を添えてくれるはずだった行事が次々と中止・延期になってしまいつつあります。今回はその中でも特に国際交流行事について取り上げます。

 国際交流には大きな意義があることがわかっていて、どこの学校でも国際交流プログラムが盛んです。何といっても、異文化に接することにより広い視野が持て、これからの国際社会に生きていくための大切な力がはぐくまれると言われています。その中で自分のコミュニケーションツールとしての語学力不足に誰もが気づくでしょうし、そのことが語学(特に英語)学習の強い動機付けになるとも言われています。高校生の柔らかい心と感性で異文化の多様性を体験することで固定概念にとらわれない、大きな心と視野を持った人間に成長できるともいわれています。実際にはお金はかかりますが、そこから得られるものには大きなものがあります。

本校に入学していきなり休校となってしまった、1年生のみなさんのために少し本校の国際交流プログラムについて紹介しましょう。

① ベトナムマーリーキュリー高校からのホームステイプログラム

   毎年6月下旬  姉妹校のマリーキュリー高校より10名来校

昨年度の歓迎会の後の集合写真
昨年度のクラスとの合同調理実習  おにぎり作り

ベトナムからの生徒は本校の生徒の家庭でホームステイをします。彼らはきれいな英語を話し、英語能力はとても高かったです。

② AGLユースセンターからのベトナムの青少年の本校訪問  7月に半日

③ ニュージーランド語学研修  夏休み中に3週間

 ニュージーランド北島のタウランガという街で語学研修・異文化学習をします。 当然ホームステイしてホストファミリーと大半の時間を過ごしながら英語漬けの生活を体験します。楽しかったという感想がほとんどです。

現地の学校での修了式の後で
休日に観光として金鉱山に行ってきました

本年度の国際交流プログラムはここまではコロナ感染症対策として中止が決定されています。本年度の参加を考えておられた方は、ぜひ来年度チャレンジしてみてください。

④ シンガポールポリテクニックス校の学生の来校  10月半日

鶴学園の工大専門学校とのつながりでシンガポールの専門学校の学生が広島にやってきます。本校でもホストファミリーを募って、数名の生徒を1日だけ受け入れています。

⑤ ニュージーランドカイコウラ高校の生徒受け入れ  10月または11月

ニュージーランド南島のカイコウラ高校との交流が今年ある予定です。昨年度は実施されませんでしたが、これから続いてゆくかもしれません。ちなみに相手校の副校長先生は以前は本校の外国人教員でした。

⑥ 2年生修学旅行  ベトナムコース

3月の修学旅行での海外コースはベトナム。姉妹校のマリーキュリー高校を訪問します。ベトナム最大都市のホーチミン市の中心にある大きな学校です。

マリーキュリー高校の正面玄関にて

本年度後半のこれらの国際交流プログラムがこれからどうなるか、実施のところまだわかりません。しかし、来年度、海外に出ても安全な世界になっていれば確実に実施されるでしょう。チャンスがあれば、ホームステイを引き受けるまたは海外に出ていく・・・いろんな方法で世界とかかわることができますので、是非積極的に申し込んでみてください。