昨年(令和元年)12月以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生が報告されて以来、日本をはじめとして世界各地でその感染が拡大している状況にあります。今なお終息の目途は立っていませんが、医療に従事する人たちを始め、世界中の多くの人たちが、未知のウイルスの脅威に立ち向かっています。
大切なことは、私たちが皆、当事者意識を持って、新型コロナウイルス感染症に対し、積極的な対策をとることです。
これまで皆さんは、咳エチケットを心がけ実践してきました。
学校生活では、“密閉、密集、密接”を回避することに努めました。
そして今、この状況を乗り越えるため、私たちがとれる感染拡大防止のための積極的な行動とはなんでしょうか?
それは、終息するまで消極的に過ごすことです。
家でじっとしているのです。
“Stay Home”です。
1人ひとりがすべきこと、今、皆が最優先に実行すべきことは、
“Stay Home”
昨日、湯崎知事が県民に平日、週末とも外出を5月6日まで自粛するよう要請されました。本校も、明日から5月6日までの期間を休校とします。
新学期が始まったばかりの休校となり、不安なスタートとなりますが、まずは皆さんや家族、教職員の安全や健康を守ること、なによりも県民が一丸となって、感染拡大を防ぐことが、今は一番大切です。
どうか理解してください。
この期間の過ごし方については担任の先生からお話があったと思いますが、基本的には各家庭で各自が学ぶ生活スタイルになります。
学力が上がるために最も重要な能力は、“自学自習ができること”です。その意味でもこの期間を、主体的に学ぶ習慣を身に付ける絶好の機会としましょう。
ピンチをチャンスと捉え、ポジティブに生きる力は、まさに先が読みにくいといわれるこれからの社会を生き抜く最良な能力といえるでしょう。
私たち教職員も皆さんの在宅学習を積極的に支援します。
学校再開の日、元気な笑顔で会えることを、本当に心待ちにしています。
それまでは、“Stay Home”に徹してください。
広島工業大学高等学校 校長 山口 健治