6月1日(土)から2日(日)にかけて、「第72回広島県高等学校総合体育大会」が「広島県立びんご運動公園」で開催されました。
この大会は、昨年までは三次市で行われていましたが、新人戦の会場が三次市となり、この大会は尾道市で行われることとなりました。
4月25日に行われた広島地区予選の結果により、女子はA級、男子はB級に出場です。
開会式の様子。
前大会で優勝した学校から、優勝旗が返還されます。
男子のB級はトーナメントです。2回戦からの出場です。
初戦、城北高校との一戦は、③-0で勝利!
続く広陵高校との試合も、③-1で勝利!
ダブルスは2年生のペアです。
続いて女子はリーグ戦!B組に入り、呉青山高校・近大附属福山高校と対戦です。
近大附属福山との一戦です!
男子はスタンドから応援!大きな声援と拍手が会場に響き渡ります。試合は、呉青山と対戦中。
点差が近づき、接戦となるようなゲームもあったのですが、なかなかセットがとれず、この2戦は勝つことができませんでした。
しかし、中国大会への出場は上位9校まで!
残る最後の枠をかけて、大門高校・広島商船高校・三原高校・本校の4校が、トーナメント方式で戦いました!
最終決定戦。三原との試合。何度も対戦し、何度も敗れた相手。果敢に、強気に攻めていきました!
広島商船高校に③-0で勝利!そして、三原高校を③-1で破り、女子卓球部創部初(?)の中国大会への進出が決定しました!!
写真には残っていないのですが、一人一人抱き合いながら、泣き笑い喜ぶ姿から、選手たちの中国大会への気持ちの強さを感じました。
田中先生から・・・
この3月末をもって顧問を外れましたが、私の想いと女子生徒たちの願いが一致し、大会当日の一日だけ復活させていただきました。「何としても中国大会出場!」を胸に、ドキドキしながら大会当日を迎えました。今回の中国大会は、広島県での開催ということなどで9位までが出場できます。しかし、A級に出場してくる学校は、地区予選の上位校なだけに力はあります。
日頃の練習を見ているわけではないので、各自の調子もわからず、オーダーは前日に八百野先生と相談。前回までの県大会で8位までに入っていましたが、新入生が各学校に入学したことで、簡単に中国大会に行けるとは思っていませんでした。
狙っていたのは、当然、予選リーグでの勝利です。一つ勝てば近づくのですが、完敗でした。ならば9位で、と言っても、そんなに甘いものではありません。負けた悔しさがあります。それは、昨年の12月の「全国高校選抜広島県予選大会」で経験済み。
しかし、今大会は違いました。子どもたちは、私と一緒に素晴らしい思い出を作ろうと必死にプレーし、支えあい、見事な試合を演じて中国大会出場を決めてくれました。男子は大応援で後押し。まさに「チーム工大高」!
私は「あきらめない心」を子どもたちから学びました。おそらく子どもたちも、仲間の大切さとともに、「あきらめない心」を胸に刻んだのではないかと思います。
私は、素晴らしい思い出を、一生の思い出をいただきました。最後に写真撮影。子どもたちもブログに載せていいと言ってくれましたので載せさせてもらいました。最高の子どもたちとの出会いに感謝! (長文になりましたこと、お許しください。田中)
【結果一覧】
男子 2 回 戦 ③-0 城北
3 回 戦 ③-1 広陵
準々決勝 1-③ 高陽 見事!ベスト8!
女子 予選リーグ 1-③ 呉青山
〃 0-③ 近大附属福山
順位決定戦 ③-0 広島商船
〃 ③-1 三原 見事!中国大会への出場が決定!
そして今大会をもって、3年生の男子は引退となります。
週が明けた月曜日、3年生一人ずつが部員の前で話をしてくれました。
「工大高の卓球部だったから、強くなれたと思う」「楽しんで卓球をしてほしい」「一つ一つの物事の意味を考えて行動してほしい」
3年生がクラブでの活動を通して学んだことを、次の世代へと伝えてくれます。
おそらく3年間は、楽しいことばかりではなかったはずです。それでも最後、振り返った時に卓球部に入ったことを後悔せず、誇ってくれているような様子がとても嬉しかったです。
女子も中国大会が最後となります。世代交代が近づく中、これから主力となる1,2年生は何を思ったのでしょうか?
新生工大高卓球部も楽しみです!(根石)