今週に入り、国公立大学の合格発表が各大学で行われ、本校の生徒たちも受験結果の報告のため続々と来校してくれました。
第一志望に無事合格し充実した表情の生徒や、思い通りの結果にならず落ち込んだ表情の生徒など、生徒一人一人の様子は様々でした。
受験というシビアな世界のため、上手くいったり上手くいかなかったりしますが、この3年間の学びを通じて、一人一人が成長したという事実は変わりません。
今後、後悔の無い進路選択だったと言えるよう次のステージで頑張ってほしいものです。
ここで、合格した生徒を紹介したいと思います。
木村 暦 君 (庚午中学校出身)
左は、担任の名和手先生です。
彼は、3年間特別進学類型に所属し、入学当初からコツコツと努力を重ね、得意科目である英語を学ぶため、外国語学部を志望してきました。
前期試験では、大阪大学外国語学部を受験し、見事合格を勝ち取ることができました。
合格おめでとう。
田中 大介 君 (古田中学校出身)
彼も、木村君と同様に3年間特別進学類型に所属し、山口大学の工学部に合格することができました。
数学の学力が非常に高く、数学でわからない問題があれば田中に聞くというシステムがクラス内で出来上がりました。3年生の2学期以降になると、他クラスの生徒も聞きに来るぐらい理解力があり、解説の解りやすい生徒でした。合格おめでとう。
金光 和樹 君 (宇品中学校出身)
彼は、3年間生徒会活動と学業を両立させ、島根大学総合理工学部の合格を勝ち取りました。生徒会長として、学校行事の運営や始業式・終業式でのあいさつなど、様々な活動を通じて人間的にも成長することができたことを私たち教員も嬉しく思っています。化学のスペシャリストとして専門分野での活躍を祈っています。合格おめでとう。
久保田 龍斗君(七尾中学校出身)
左は、担任の山口先生(私)です。
彼は、3年間野球部に所属し、引退後に勉強へ気持ちを切り替え、山口大学工学部に合格することができました。受験直前での成績の伸びがすごく、半年前では想像できないくらいの成績を収めることができました。諦めずに努力を続けることの大切さを、改めて教えてもらえたように感じます。合格おめでとう。
山本 竜也君(城山中学校出身)
彼は、始め広島工業大学への進学を希望していましたが、次第に進路意識が高まり、広島市立大学へ志望校を変更し、無事に広島市立大学情報学部に合格することができました。彼と一緒に大きな目標へチャレンジし成功を収めることができたことは、僕にとっても非常に幸せなことだったと思います。合格おめでとう。
久保 雄士郎君(五日市中学校出身)
彼は、3年間野球部に所属し、3年生の夏から勉学に力を入れ、後期日程で島根県立大学総合政策学部への合格を勝ち取りました。前期試験の結果発表後、すごく気持ちが落ち込んでいたのにも関わらず、すぐに後期試験へ気持ちを切り替えてくれました。また、毎日進路指導室で勉強している姿を見て、私たち教員も励みになりました。合格おめでとう。
中村 佑也君(井口台中学校出身)写真左
彼は、非常にまじめな生徒で人当たりも良く、クラスメートみんなから愛される生徒でした。私は、彼の一年生の時の担任でしたが、本当に良く成長してくれたな、と感じています。前期日程では、合格することはできませんでしたが、後期日程で県立広島大学経営情報学に合格しました。彼の人柄は、これからも周りの人たちを明るくしてくれると思います。合格おめでとう。
岡野 圭吾君(井口台中学校出身)写真右
右彼は、3年間特別進学類型に所属し、地道に努力を重ね、後期日程で福山市立大学都市経営学部へ合格しました。苦手科目がなく、どの科目でも高得点を維持することができることが彼の強みであるように感じます。この成功を励みに新しいステージで大きく飛躍してくれることを期待しています。合格おめでとう。
久保田君、山本君、久保君、中村君の4人は、1年生のとき総合進学類型に所属し、2年生のときに特別進学類型へ類型を変更した生徒たちです。また、今年度の入試では、特別進学類型からの国公立合格者は20名おり、このうち彼らを含めて5人は、1年生のとき総合進学類型に所属し、2年生から特別進学類型にやってきた生徒たちです。彼らの成果によって、総合進学類型からでも努力すれば国公立大学へ合格できるということを証明できたと思います。また、この他にも1年生のときは総合進学類型、2・3年生で特別進学類型に所属し、勉学に励んできた生徒や、3年生の夏まで部活を続け、夏以降の猛烈勉強で合格を勝ち取った生徒もいます。後輩の皆さんも、自分の可能性にチャレンジしてほしいと思います。
今回の結果を受けて多くの人たちが喜んでくれたことと思います。保護者の方や親戚、友人、学校の先生など自分一人の結果だとしても、多くの人たちの支えや協力があって、生まれたものだということを忘れないようにしてください。そして、これが後輩たちへの道しるべとなり、新たな結果につながっていくことと思います。
今後は、卒業生として工大高校を見守って下さい。3年間ありがとう!
(山口明)